「どんな服種や素材でも臨機応変に対応できる技術者」。それが究極の目標だという占部さん。品質を追求する普段の仕事ぶりや考え方をお伺いしました。
紳士服の技術を学びたい一心で
以前から洋服やファッションが好きで、大学卒業後に服飾専門学校へ。ただ、一番学びたかったのは紳士服でしたが、専門学校の授業はレディースが中心です。おまけに日本で紳士服を専業にする企業も少なく、その技術を学びたい一心でキンググロリーへ入社しました。念願の技術部に配属され、早4年。今は国内外の工場へ出向き品質向上のために技術指導するのが主な仕事です。さらに物流部で検品後、手直しを依頼されることもあるのでミシンなどを使って自分で修理することも。縫製注意点や仕様ミスなどは、改善書にまとめて工場に提出し、品質管理に気を配る毎日を送っています。
求められるのは臨機応変な対応
倉庫には毎日、たくさんの商品が入荷されてきます。縫製工場にはそれぞれ得意・不得意があり、生産部によって最適なところに振り分けられていますが、やはり人間が作業していることですから思いもよらない問題が発生することもあります。突発的に発生した不具合に対して速やかに改善を立案できるか、そしてどのような服種や素材でも臨機応変に対応できるかが、まさに技術部の腕の見せどころ。仕様書どおりに品位・品質の良い商品があがり、お客様から「こんなに良い商品ができあがってくると、モノづくりが楽しくなる」というお言葉をいただいたときは、とてもうれしかったですし、仕事にやりがいを感じました。